NGワードを口にしない

NGワードを口にしない

「手伝うよ」

このワードは、家事育児を日頃やっていない人ほど言いがちです。家事育児を主体で担っている人に対してこのワードを言うと、他人事のようだなと思われるのも無理はありません。掃除や料理など家の中で生じるタスクは、誰かに任せっきりにしてよいことではないのです。
家の中で過ごせばホコリや汚れが生じ、ゴミも出ます。生活をしているのですからこれらは当たり前のことですが、その掃除や後始末をするのは自分でもできることです。料理も同じで、生活のなかで食事をとることは欠かせません。毎日外食するとなっても生活費が嵩みますし、栄養バランスも偏ります。それらをカバーするのが料理なのです。栄養バランスや生活費の節約などを考えた料理も、掃除と同様に自分の日々の生活に関わることです。そのため、誰かに丸投げせず自分で行うのが基本です。また、育児となるとさらに「手伝うよ」はNGワードになります。手伝うとは、本来自分の役割ではない場合に力を添えることを意味します。自分の家、自分の子供のことであれば、家事育児を「手伝うよ」というワードは言うべきではありません。

「たまには休んでいいよ」

こちらも、言ったあとの行動によっては不和の原因になりかねないワードです。家事育児を休んだとして、そのしわ寄せはどこに行くのでしょうか。「たまには休んでいいよ」と言った人がしっかりフォローするなら問題ないでしょう。ただし、言うだけで自分も何もしなければ、あとから誰かがやることになります。自分が今できなくても「このあとにやるから心配しないで」など意思表示をしておくと、言われた方は安心して休むことができます。そのフォローもなくただ言うだけでは無責任なだけです。
特に育児は待ったなしのケースが多いです。子供が小さいほど、オムツ替えや食事の世話、寝かしつけ、着替えなど、後回しにできないことが盛りだくさんです。休みたいタイミングで休めないことも多いため、「たまには休んでいいよ」というワードは自分がカバーするつもりで言いましょう。

当事者意識を持つことが大切

仕事をしながらの家事育児の両立は、どちらも当事者意識を持つことが大切です。自分ごとと認識していなければ、「手伝う」というワードや、フォローするつもりのない「たまに休んでいいよ」を言いがちです。毎日の家事は自分の生活上のことですので、自分も主体となり行う必要があります。自分の役割ではないという意識は捨てましょう。育児も、自分が親であれば我が子のお世話をするのは当たり前のことです。家事と同じく自分の大切な役割なので、相手に丸投げをせず責任を持って積極的に子供に関わっていく必要があります。

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